[アップデート]AWS IoT Device Management Jobsがスケジュール実行をサポートしました!
はじめに
CX事業本部の佐藤智樹です。
今回はre:Invent期間中に発表されたIoT関連のアップデート、AWS IoT Device Management Jobs(以降IoT Jobs)のスケジュール実行についてご紹介します。そもそもIoT Jobsとは何なのか気になる場合は、以下の記事を読むとどういった際に使うサービスなのかやIoT Jobs自体の機能について理解できるので参考にしてください!特にユースケースが厚く書かれているので、何のために利用するかが分かりやすいです。
機能の紹介
IoT Jobs自体はMQTTを通してデバイスへの操作を遠隔でまとめて実施などが可能なサービスでした。今回の機能追加によってジョブの開始時間や終了時間が設定できるようになりました。実際のIoT Jobsでジョブの作成を進めると以下の画面で設定を確認できます。
スケジュール設定の中を開くと、開始時刻、終了時刻、終了時刻までに未完了となったジョブの挙動などが設定できます。
未完了となったジョブの挙動を確認すると、ジョブのロールアウトを停止(キューに追加済みのジョブはそのまま実行)、キューのジョブをキャンセル、キューのジョブと実行中のジョブをキャンセルなどの挙動が選べます。
上記の機能と設定によって、よりIoT Jobsのジョブ実行タイミングを柔軟に選択しやすくなったかと思います。
所感
あまり目立ったアップデートではなかったですが、IoT Jobsの実行を夜間に大量のデバイスのアップデートを実施し、翌朝失敗分は時間内にロールバックしてリカバリするなど時間を掛ける作業をより安全に効率化できることが期待できます。IoT Jobsを使っている方の参考になれば幸いです。